ASUKA DESIGN WEEK 2018

2016年の初開催から今年で3年目を迎える、飛鳥デザインウィーク。前年に引き続き飛鳥時代に多くの渡来人が訪れた史実がある明日香村を舞台とし、脳科学者の茂木健一郎氏を中心に”明日香まるごと博物館構想”をテーマにしたフォーラム「飛鳥未来文化会議」を展開。

ASUKA DESIGN WEEK 2018 開催概要

日程:2018年10月21日(日)
※古都飛鳥文化祭開催に合わせて実施
会場:奈良県明日香村
主催:JAPAN DESIGN WEEK/明日香村

【開催概要】
登壇者

茂木 健一郎(脳科学者)
1962年東京生まれ。脳科学者。東京大学理学部、法学部を卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程を修了、理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現在に至る。

平野 利樹
建築家。1985年生まれ。2009年、京都大学建築学科卒業。2012年、プリンストン大学建築学部修士課程修了後、Reiser + Umemoto RUR DPC(ニューヨーク、2012-2013年)勤務。2016年、東京大学建築学専攻博士課程修了。2013年より東京を拠点としてToshiki Hirano Designを主宰する。同年よりJapanese Junctionディレクターも務める。2017年より東京大学建築学専攻助教。受賞歴にSuzanne Kolarik Underwood賞(プリンストン大学修士設計最優秀賞)など。 http://toshiki-hirano.com

Seng Kuan
東京大学隈研吾研究室の助教、ハーバード大学デザイン大学院の講師。
過去にはセントルイスのワシントン大学と香港中文大学でも教鞭をとる。
戦後の日本建築の文化について数多くの研究業績を発表、建築史の計画における美術館をテーマに講演。
彼の研究プロジェクトは、グラハム財団、国際交流基金、そしてアメリカ研究協会から大きな助成を受ける。
ハーバード大学にて建築史の博士号を取得。

海豪うるる(地方創生クリエイター・料理家・エッセイスト)
1967年生まれ 青山学院大学卒。15年以上にわたり、各種の家庭料理を研究。 食ともに、ヴァイオリン、陶芸、茶道など多彩な趣味を生かし、《五感で味わう彩食レシピ》を提案している。郷里・奈良県の依頼で「奈良県観光産業活性化推進会議」委員も務め、現在は「奈良市観光大使」。「特定非営利活動法人 デザインアソシエーション理事」。

森川 裕一(明日香村村長)
1956年生まれ 62歳
1981年3月 京都大学大学院 工学研究科 修了
1981年4月 同年 奈良県 入庁 以来30年間勤める
2011年9月 奈良県立医科大学を退職
2011年10月 明日香村長(奈良県高市郡)

テーマ:明日香まるごと博物館構想
日程:2018年10月21日(日)13時受付 13時30分開始
会場:西国第七番 岡寺
住所:高市郡明日香村岡806
定員人数:40名

同時開催 古都飛鳥文化祭 2018

古代文化の香り豊かな郷、飛鳥。遥か1400年前に、史上初の都が置かれていた地の、歴史的風土と人々の心が築き上げてきた、文化と誇りを伝える秋の祭り。2015年に始まり、今年で4年目を迎える古都飛鳥文化祭。歴史・芸能・農・食など、様々な飛鳥の文化と魅力をご体感ください。

共催:JAPAN DESIGN WEEK 古都飛鳥文化祭
特別協賛:株式会社エイブル&パートナーズ
協賛:株式会社CHINTAI
協力:株式会社奈良新聞社、西国第七番 岡寺、poca frere(ポカ フレール)

飛鳥文化未来会議

テーマ:明日香まるごと博物館構想
“日本国誕生”を示す多くの史跡や重要遺跡が集積する明日香村。それらを管理し、景観も整えるなど遺跡を取り巻く環境整備が進んでいます。こうした文化財をはじめとする明日香村の資産を活かした村づくり「明日香まるごと博物館づくり」をテーマにしたフォーラムを実施します。登壇者は、クオリア(感覚の持つ質感)をキーワードに脳と心の関係を研究する茂木健一郎氏、新国立競技場の設計など日本を代表する隈研吾建築設計事務所に勤める海外の建築家、奈良市の観光大使を務める海豪うるる氏、明日香村の森川裕一村長。「博物館構想」を科学的視点、まちづくりの建築からの視点、また日本の文化の礎を海外からの視点ではどのように映るのかなど、多角的に討論しました。